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昨日、平成25年度奈良県キャラバン・メイト養成研修に参加して参りました。
私達が住む奈良県の高齢化率は24.9%、75歳以上の人口は11.1%と増加の一途を辿っているとの報告がありました。
今後、高齢化のさらなる進展により、認知症高齢者は増加する見込みだそうです。
65歳以上の介護保険利用者の約8割が認知症を患っておられるとの事です。
研修は3つの講義に分かれておこなわれました。
1 認知症の基礎知識・・・ 潮田病院 神経内科医師 和田 加代子氏
2 介護家族の心理理解・・・ 公益法人 認知症の人と家族の会 奈良支部 副代表 木村 秀子氏
3 キャラバン・メイトの役割と講座運営の実態~認知症サポーター養成講座の実態~・・・奈良県認知症介護指導者 山田基晴氏
特に私が心に残ったのは、認知症の家族の会の方のお話しでした。
認知症家族介護者たちは「隠れたもう一人の患者です!」という言葉でした。
家族は疲れている! 助けがあってこそ良い介護者になれる。
家族が語る認知症ではなく、本人が語る認知症を知って欲しい。
認知症を患っておられる方は「私達のことは私達に聞いて下さい。」と思っている。
認知症を患っても「心は生きている」
認知症を患っても安心して暮らせる社会を作っていきたい。 と強く訴えておられました。
認知症への理解を深め、まず専門職の私たちから御本人の気持ちに寄り添い、安心して暮らせるようなケアを自然にしていけるようにしていきたいです。
できること。
やれることからこつこつと!
アネックス 笹川